プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
初めて訪れる、彼の実家。
その日はとても緊張していました。
結婚の報告もそうですが、私のお腹に赤ちゃんがいることを
彼のご両親がどう思っているのか、正直少し不安でした。
しかし、いざ会ってみると、緊張していたのがばかばかしくなるくらい
義父も義母も、私にとても気さくに接してくれました。
そして、笑いが絶えない時間を過ごした帰り際。
義母が急に「かずちゃんにあげる!」と、
パールのついたプラチナのリングを渡してくれたのです。
どうやら、若い頃からずっと使っていたもののようなのですが、
「いいのよ!」とリングを私の手に置き、無邪気な笑顔で送り出してくれました。
なんだか急なことでびっくりしてしまったのですが、
大切にしていたプラチナ・ジュエリーをもらい、
家族になったんだな、母と呼べる人が二人になったんだな、
という実感がじわじわと沸いてきたのを覚えています。
あの日にお腹にいた娘は今、1歳になります。
このリングはいつか彼女に譲りたい、そう思っています。
(京都府 30歳 女性)