ジューンブライドとは?意味と由来について解説します! | ブライダル | プラチナ・ジュエリーの国際的情報サイト|Platinum Guild International
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WEDDING GUIDE 結婚にまつわる気になるトピックをご紹介

02

ジューンブライドとは?
意味と由来について
解説します!

6月の花嫁を意味する「ジューンブライド」。
実はジューンブライドは、
古くからヨーロッパにある言い伝えです。
今回は、ジューンブライドの意味や
由来について詳しく解説し、
日本の結婚式においてジューンブライドを
取り入れる方法についても紹介していきます。
結婚にまつわるロマンチックな言い伝えに
興味のある方や、
6月の結婚式を検討されている方に
ぜひ読んでいただきたい内容です。

ジューンブライドとは?

「ジューンブライド(June bride)」を簡潔に説明すると、6月に結婚する花嫁は幸せになれるという意味です。
日本でもジューンブライドという言葉を聞いたことのない人はごく稀。誰しもが少なくとも「6月に結婚すると縁起が良いらしい」と、なんとなくポジティブな印象を抱いているのではないでしょうか。

ジューンブライドの由来

ジューンブライドは何をきっかけに始まった言い伝えなのでしょう。
ジューンブライドはヨーロッパを中心に伝えられてきた古くからある言い伝えですが、その由来については諸説あり、どの説が正しいかは厳密には分かっていません。
気になるジューンブライドの由来については大きく3つの説があります。

ローマ神話の女神「JUNO(ユノ)」

ローマ神話に登場する女神ユノは結婚を司る女神。英語のJune(6月)は、ユノが6月を守る女神であったことに由来して名付けられています。
結婚・家庭・子供の守護神であるユノの加護で幸せになれるとされ、6月の結婚式は特に縁起が良いと言われてきました。
このことから、ヨーロッパを中心に「6月の結婚式がベスト」であると多くの人のイメージに植え付けられてきたそうです。

6月はヨーロッパにおける
ベストシーズン

2つ目の説は、気候に関係するもの。日本では6月に梅雨入りするエリアが多く、雨が降るため結婚式のベストシーズンとは言えません。
しかし、ヨーロッパにおいては6月に乾季に入るエリアがかなり多く、特に晴天率の高い時期にあたります。
おまけに、6月は復活祭と呼ばれるおめでたいイベントが各地で行われる時期でもあり、ヨーロッパ全体がポジティブなムードに包まれるときでもあります。
このような理由から、6月は結婚式を行うのに最も相応しい時期であるとされています。
6月に対して人々が抱くイメージが、日本とヨーロッパでは大きく違うことがわかりますね。

イメージ

昔のヨーロッパにおける
農作業のスケジュール

3つ目の説は、ヨーロッパの農作業のスケジュールに深い関係があります。
昔のヨーロッパでは、3月から5月までが、農業において最も忙しい繁忙期とされていました。
そのため、この期間は結婚自体がNGとされており、結婚式を挙げたくても挙げられない状況を耐える必要があったそうです。
そんなカップルたちも6月になれば結婚が解禁になり、やっと待ちに待った結婚式が挙げられるようになりました。5月まで禁じられていた「結婚」がやっとできるようになるのですから、人々の喜びは相当なものです。
このような理由から、「6月=結婚」というイメージが多くの人に刷り込まれていったのでしょう。

日本でのジューンブライド

では、ヨーロッパの言い伝えである「ジューンブライド」がどのようにして日本へ伝わり広まっていったのでしょう。
日本では6月は梅雨入りの時期であり、湿度も高く、あまり結婚式においてベストなシーズンとは言えない時期。当然ブライダル業界の売上も落ち込んでしまう時期でした。
6月の結婚式をもっと世に売り出したいという思いから、ホテルやブライダル業界がジューンブライドをアピールし始めたのは1960年代後半あたりから。
すぐにジューンブライドの言い伝えは広まらなかったものの、時間をかけて徐々に人々の中に縁起が良いイメージとして定着していきました。
現在においても、気候の良い春先や秋の結婚式が一番人気ではありますが、ジューンブライドの言い伝えを理由に「6月に結婚式を挙げること」にこだわる人たちも少なくありません。

ジューンブライドのメリット

ジューンブライドのメリットは大きく5つ。意外に見落とされやすいポイントも含まれているので、ぜひここで理解を深めておいてくださいね。

意外とあまり雨が降らない

梅雨だから雨ばかりと思いきや、そうとも限らないのが6月のお天気。確かに雨の降る確率は低くありませんが、実際には7月の方が雨の日が続くこともあるなど、一概には言えません。
特に日本の気候は年間を通して、いつでも雨が降るリスクがあるため、6月を選んだからといって雨が降ると決めつける必要はないのです。

暑すぎず過ごしやすい

6月はまだ暑さが厳しくないため、過ごしやすい時期なのもメリットの一つ。7月に入ると毎日30度を超える夏日が続くエリアが多い日本ですが、6月ならまだそれほど厳しい気候ではありません。
やや湿度の影響で体感温度は上がりますが、それでも真冬や真夏と比べると格段に過ごしやすいのが6月です。
雨が降らなかった日には、屋外のガーデンやテラスなどでも快適なひとときが過ごせる素敵な結婚式になることでしょう。

女神ユノの加護を受けられる

6月の結婚式はやはり縁起が良いのが魅力。誰もが「結婚して幸せになりたい」と思っているわけですから、少しでも縁起の良いとされる時期や日取りを選んで結婚式を挙げたいのは自然の心理です。
日本で言うところの「大安」の日が人気なのも同じ理由ですね。
結婚や愛情を司る女神ユノの加護が受けられるジューンブライド。6月を選べばきっとお二人の門出にふさわしい素晴らしいスタートが切れるはず。
せっかくなら素敵な言い伝えのある6月の結婚式で、気分良く二人の新生活を始められると素敵ですね

記念日がたくさんある

あまり知られていませんが、6月はイベントや記念日の多い月でもあります。
特に、6月の最初の日曜日「プロポーズの日」や、6月2日の「恋人の日」は結婚式で狙いたいポイント。
また、皆様ご存じ父の日も6月ですね。日頃の感謝をお父様に伝える機会としても、6月の結婚式はぴったり。ロマンチックな記念日や父の日に絡めた演出を考えてみるのも素敵です。

トップシーズンより
費用を節約しやすい

いくらジューンブライドと言っても、結婚式の予約が殺到する時期ではありません。そのため、トップシーズン(5月や10月)と比較すればややコストを抑えやすい点もメリット。少しでも費用を抑えて結婚式を挙げたいという方にもおすすめです。

上手なジューンブライドの
取り入れ方は?

縁起の良い「ジューンブライド」ですが、日本の結婚式においてはどのように取り入れれば良いのでしょう。
ここでは、ジューンブライドの言い伝えにあやかる方法や、6月の結婚式におすすめの演出について紹介します。

入籍月が6月なら
ジューンブライド!

ジューンブライドの言い伝えには興味を惹かれるものの、どうしても結婚式自体は気候の良い時期を選びたい方も多いでしょう。
ジューンブライドは「6月に結婚する花嫁」を意味する言葉なので、仮に入籍を6月にしておいて結婚式は10月にしたとしても、その花嫁はジューンブライドに違いありません。
結婚式の時期にこだわりのある方なら、入籍だけ6月にするのもいいでしょう。

あじさいをメインに
会場をコーディネート

あじさいは6月を代表する人気の花。花は結婚式においてとても重要な役割を担うアイテムです。
あじさいメインでコーディネートするだけで、会場はぐっと6月らしく仕上がります。あじさいにはいろいろなカラーがありますが、おすすめはブルー系。
パーティ会場のテーブルクロスなどのカラーもトータルコーディネートして、統一感のある空間にするととてもオシャレです。

女神ユノを象徴する百合を使った
会場コーディネート

6月の結婚式で、もう一つおすすめしたいお花と言えば百合です。百合はジューンブライドの言い伝えの由来でもある女神ユノを象徴する花とされていて、ジューンブライドの演出にぴったり。
大ぶりの百合を使えば、会場はとても豪華で華やかな印象に仕上がります。もちろん花嫁が当日手に持つブーケも百合メインのものに。
ホワイトカラーの百合をメインに使う場合には、グリーンを多めに取り入れるのがおすすめ。ナチュラルで今どきな結婚式コーディネートの完成です。

雨をテーマにした結婚式

6月の結婚式なら、雨をテーマにした結婚式にしてみるのもおすすめです。色とりどりの傘をモチーフにした飾り付けや、入場シーンに傘を使用する演出も素敵です。

誰もが耳にしたことのある
ジューンブライドですが、
由来や詳細についてはご存じなかった方も
きっと多かったのではないかと思います。
古きヨーロッパから伝わる
ジューンブライドの言い伝えにあやかり、
6月の結婚式を検討してみるのもおすすめです。
天候が心配なあまりに避けられがちな
6月の結婚式ですが、
そんなイメージを払拭する
ジューンブライドの言い伝え。
雨をネガティブに捉えるのではなく、
雨の多い季節だからこそ
できる
演出やコーディネートを
工夫してみるのも素敵ですね。

PROFILE

西野 真由美

ブライダル業界にてプランナー・営業職に10年従事。国内ウェディングから海外リゾートウェディングまで数多くの結婚式をお手伝いさせていただいた経験を通して、ブライダル専門ライターへ転向。知見を生かした専門性の高い記事で、読者の皆様に役立つ記事の作成に日々精進している。

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