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2019.9.30
2025.3.6
身に着けるだけで女性の手元を美しく見せてくれるアイテムであるリング。
しかし、リングはそういった見た目の効果だけでなく、身に着けるあなたの背中を押してくれるお守りのような意味も持っています。
ここでは、そんなリングの中でも小指を飾るピンキーリングに込められた意味をご紹介していきます。
ピンキーリングの「Pinkie」には、「小指」という意味があります。
つまり、ピンキーリングとは小指にはめるために作られたリングのことです。最近では、女性だけでなく男性からの人気も高いので、メンズ用のピンキーリングも多数販売されています。
ちなみに、小指以外の指につけるリングの名称は下記の通りです。
親指につけるリング:サムリング(thumb ring)
人差し指につけるリング:インデックスリング(index ring)
中指につけるリング:ミドルフィンガーリング(middle finger ring)
薬指につけるリング:アニバーサリーリング(anniversary ring)
※薬指は英語にするとリングフィンガーと訳されることが多く、リングが重複してしまいます。
そこで、結婚指輪を付けることからアニバーサリーリングと呼ばれるようになりました。
ピンキーリングの歴史は古く、最古のものは古代エジプトの時代の墓から発見されていると言われています。
古代ローマでは貴族が富や権力の象徴としてイニシャルや紋章を刻んだシグネットリングを小指に身に着けており、ピンキーリングは現代のように誰もが身に着けられるものではありませんでした。
その後も19世紀ごろのイギリスで「結婚に興味がない」という意思を示すために独身の人が左手の小指にリングを身に着ける習慣があったりと、ピンキーリングは歴史の中で様々な意味を持って各時代・世界へと広がってきた歴史ある装飾品のひとつです。
多くの人に親しまれてきたピンキーリングですが、特に独身の方に向けて、「ピンキーリングをつけない方がいい」などという言説が囁かれることも。
本当につけない方がいいのか?と不安に感じる方もいるかもしれませんが、これは前述したようなピンキーリングが用いられてきた歴史によって生じた風説であり、今は気にする必要はないでしょう。
現代ではピンキーリングは、ポジティブな意味を持つファッションアイテムとして、身分や年齢などに関わらず広く身につけられています。
小指は「チャンスと幸運の象徴」などと言われており、現代でも愛されるピンキーリングには、着けることで幸運を呼び込むという意味も込められています。
どちらに着けなければならないという決まりはありませんが、左手に着ける場合と右手に着ける場合でもその意味は少し異なります。
それぞれ、次のような意味があります。
左の小指にはチャンスを引き込む効果があるとされています。現状を変えたいと思うときや叶えたい願いがあるときは、左手の小指に着けてみると良いでしょう。
また、幸せは右手から入って左手から出ていくという言い伝えがあります。左手の小指にピンキーリングを着けていれば自分のもとに舞い込んできた幸せをとどめる効果もあるとされています。
右手の小指には、表現力を豊かにする効果があるとされています。
気になっている異性に対して自分をもっと魅力的に見せたいときや、大事な試験やプレゼンの場で実力を発揮したいときは右手の小指に着けてみてはいかがでしょうか。
また、愛情が高まるパワーもあるとされているため、恋人同士でペアリングにしたり、記念日の贈り物にしたりするアイテムとしてもぴったりですね。
ピンキーリング以外にも、リングは身に着ける指ごとに様々な意味があるとされています。
そのほかの指のリングが持つ意味も、簡単にご紹介します。
|
右手 |
左手 |
親指 |
リーダーシップ |
目標の実現 |
人差し指 |
集中力向上 |
積極性の向上 |
中指 |
直観力向上 |
協調性向上 |
薬指 |
心の安定 |
愛を深める |
ここでは、自分に合ったピンキーリング選びで意識すべきポイントをご紹介します。
ピンキーリングを選ぶときに特に注意したいのがサイズです。
通常のリングサイズがだいたい10~13番なのに比べて、ピンキーリングの平均的な大きさは4〜5番前後とかなり小さめに作られています。
指がむくんでしまうことを見越して、少し余裕のあるサイズを購入しよう、と考える方が多いと思いますが、ピンキーリングは大きめのサイズではなく、ぴったりサイズを選んだほうが良いです。
確かに、指はむくみによって1日の間に0.5~1号ほど変化すると言われています。しかし、小指は他の指に比べて細く、節も少ないので、知らない間に抜けてしまうことがよくあります。
紛失を防ぐためにも、しっかりと試着した上でぴったりのものを購入するようにしましょう。
ピンキーリングは素材によって大きく印象が変わりますので、自分の好みや雰囲気に合わせて素材を選びましょう。
たとえば、永く身に着けやすいプラチナです。シルバーとは一味違った純白の輝きは、宝石の美しさをぐっと引き立たせてくれますよ。
他にも、日本人の肌によくなじみ、カジュアルファッションにも取り入れやすいゴールドや金属アレルギーを起こしにくいチタンなどもあります。ただし、純度が低いと金属アレルギーが起こりやすいので、安価なものには注意が必要です。
ピンキーリング1点で身に着ける場合は、幅のあるデザインやチャームがついたデザインのものなどを選ぶと、手元が華やかになります。
逆にネックレスやブレスレットなど他のアクセサリーと併用する場合には、細身でシンプルなデザインのものを選んだ方が、全体をすっきりとまとめることができます。
また、指のむくみが気になる方は、チェーンリングやフォークリングなど着脱が楽なデザインのものもおすすめです。
緩やかにカーブする2本のラインは、女性の指をきれいに見せてくれます。シンプルなデザインなのでどんなファッションとも相性が良いだけでなく、プラチナの純粋な輝きを堪能することができます。アイテム詳細は画像をクリック
PLATINUM WOMAN¥68,200Pt950/ダイヤ
流れるように交差する2つのラインがポイントとなっているこちらのピンキーリングは、シンプルなので着用シーンを選びません。普段使いはもちろんですが、リングの中央、そして両サイドにダイヤモンドがあしらわれているので、上品な華やかさがあり、特別なシーンにもピッタリです。アイテム詳細は画像をクリック
PLATINUM WOMAN¥77,000Pt950/ダイヤ
プラチナとダイヤモンドが織りなす二本の紐を組み合わせたデザインが、リングに立体感を生み出します。程良いボリューム感としなやかなフォルムで、他のリングや腕時計、ブレスレットとのコーディネートも楽しめます。アイテム詳細は画像をクリック
2種類の異なる輝きの純プラチナのパーツが、手元でさりげなく煌めくリング。フリーサイズのリングなので、その日の気分や装いに合わせて好きな指に身に着けられます。アイテム詳細は画像をクリック
ピンキーリングには、様々な人気のカラーストーンがあしらわれることも。
美しく、それぞれに特徴の異なるカラーストーンは、ひとつひとつ石言葉や意味を持っています。
ピンキーリングの意味と合わせてその意味を知ることで、ジュエリーとしてだけではなく、お守りや贈り物としても、さらに心を寄せて楽しむことができるのではないでしょうか。
婚約指輪や結婚指輪の定番であるダイヤモンドは、硬度が高いことから割れにくく、特別なお手入れをしなくても輝きが失われないという特徴があります。
そんなダイヤモンドは「変わらぬ愛」や「永遠の絆」、「純潔」などといった意味を持っており、永遠をイメージする澄んだ美しさと、かつては戦いのお守りにも用いられていたとされるその強いパワーから、自分を守ってくれるリングとして身に着けるのもおすすめです。
カラーダイヤモンドはそのカラーごとにもそれぞれ異なる意味を持っているため、自分に合ったダイヤモンドを見つけるのも楽しいですね。
長きにわたって身に着けられるようなピンキーリングが欲しい方は、ダイヤがあしらわれているものを選んでみてはいかがでしょうか。
3月の誕生石であるアクアマリンは、海を彷彿とさせる透き通った青色をしています。さわやかな色合いをしているので、夏のファッションにもよく合います。
アクアマリンには「幸福に満ちる」「聡明」「勇敢」といった石言葉があり、マイナスの感情を抑えて心を穏やかにしてくれるパワーがあるとも言われています。
人間関係を円滑にし、心身のバランスを保ちたいという方におすすめのカラーストーンですね。
ファンシーカラーサファイアの中でも特に人気が高いピンクサファイア。肌なじみが良く、上品なピンク色は、女性の持つ柔らかさや可憐さを引き出してくれます。
石言葉にも「誠実」「豊かな愛情」といったものの他に「恋愛力」「親近感」「愛嬌」などがつけられており、女性としての魅力を高めたい方に特におすすめです。
和名で「柘榴(ざくろ)石」とも呼ばれるガーネットは、深みのある美しい赤が特徴的です。赤はちょっと派手なのでは?と思うかもしれませんが、ピンキーリングの大きさであれば目立ちすぎることはありません。
石言葉は、「真実」「友愛」「忠実」など。
旧約聖書「ノアの方舟」でも進むべき道を照らすと言われていたり、中世ローマで十字軍の勝利のお守りとして身につけられていたと言われていたりと、目標に向かって頑張りたいという方におすすめですね。
太陽のような赤く神秘的な輝きが特徴で、長い歴史を持ち「宝石の女王」とも呼ばれるルビー。
ダイヤモンドの次に硬度の高いルビーは「情熱」「愛情」「勇気」「勝利」といった石言葉を持っており、また持ち主を困難から守ってくれるとも言われています。
お守りにはもちろん、恋人への贈りものやペアリングにもぴったりですね。
ピンキーリングは日常的に身に着けている方も多いですが、特に利き手に着けている場合は、どこかにぶつけたり、ひっかけたりすることもあります。
日常使いによるキズや破損を防ぎたい場合、カラーストーンは埋め込み型のデザインを選ぶと良いでしょう。埋め込み型であれば、ひっかかりもなく安心です。
小指をおしゃれに飾るピンキーリングは、ファッションとしても様々な楽しみ方があります。
ピンキーリングは華奢なデザインも多く、ひとつではあまり目立たないこともあるかもしれません。
そこで、ピンキーリング同士を重ね着けするとより存在感が出るでしょう。
重ね着けする場合には素材やカラーを合わせて統一感を出したり、リングの幅をあえて変えることでメリハリを出したりというのもおすすめです。
ピンキーリングの重ね着けだけでなく、ピンキーリングと他の指のリングを重ね付けすることで、より華やかに。
結婚指輪などと合わせて着けるのも良いですね。
他の指と重ね着けする場合には統一感も大事ですが、例えばピンキーリングが華やかなデザインであればシンプルなものにするなど、バランスを取ると派手過ぎずにお洒落な指先を演出できます。
ネックレスなどの他のジュエリーや、指先に近く華やかな手元へ近づけるネイルと合わせてカラーやデザインを選ぶなど、全体の雰囲気に合わせてワンポイントにピンキーリングを身に着けるのもひとつの楽しみ方です。
シルバーやホワイトカラーのネイルとプラチナのピンキーリングを合わせるなど、ニュアンスを統一することでよりお洒落なイメージを作れるでしょう。
永く身に着けやすいなど、おすすめの素材のひとつとしてもご紹介したプラチナ。
様々なカラーストーンの輝きを引き立ててくれるプラチナですが、その特性はピンキーリングとも非常に相性が良いでしょう。
ピンキーリングはチャンスや幸運を掴むお守りとして、日常的に身に着けていたいものですが、長く身に着けていると様々な要因で変色や変質が気になるもの。
しかし、プラチナは化学的に非常に安定した性質を持っているため、変質・変色しにくく、またアレルギーも起こしにくいと言われています。
特に汗が気になりやすい手元に着けるピンキーリングでも、安心して身に着けられるのではないでしょうか。
右手に着けるのか左手に着けるのかでも異なる意味を持ち、ジュエリーやアクセサリーとしても女性に人気のピンキーリング。
幸運のお守りとしても身に着けておきたいピンキーリングですが、自分の気持ちや状況にあわせて着ける手を変えてみるのも良いかもしれませんね。
より自分に合ったピンキーリングを末永く楽しむには、紛失しないサイズ選びや長く身に着けやすい素材など、デザインだけでなく重要なポイントを抑えながら選ぶのが大切です。
店頭で実際に試着したりして、お気に入りの1点を見つけてみてくださいね。
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