プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
2019.7.25
2023.8.4
サイズ直しとは、指が太くなったり、細くなったりして、指輪のサイズと合わなくなったときに、いまの指に合わせて指輪を直すことです。
ジュエリーショップによっては、サイズ直しがアフターサービスに含まれていることもあるので、購入の際に、保証期間や回数などの条件を確認しておくことが大切です。
今回は、指輪のサイズが合わなくなった際の着け方の工夫や、サイズ直しの際の注意点などをご紹介します。
サイズが合わなくなったけれど、大切な人からもらった指輪に手を加えたくないという方には、サイズ直し以外にも着け方を工夫する方法があります。
一般的に、右利きの人は右手の指が、左利きの人は左手の指が大きいものです。
また、指によっても少しずつ太さが異なります。
サイズが合わなくなったなと思ったら、違う手にはめてみたり指を変えてみたりすると、意外とぴったり合う指がみつかるかもしれません。
指が細くなったり、着ける指を変えたことでリングが少し緩くなったと感じたら、そのままにしておくと大切なリングが外れてなくしてしまうかもしれません。少々緩い場合は、サイズがぴったり合う別のリングと重ね着けしてみるのも手です。合うリングを上側にすれば、緩めのリングが簡単に抜けることはありません。
もし、一番細い小指用のピンキーリングがきつくなってしまったら、それ以上細い指がないので着ける指を変えることができませんよね。それが好きなデザインや思い出のリングだったら、チェーンを通してペンダントにしてみませんか?
ピンキーリングのようにもともと小さいリングなら、ペンダントトップとしてもキュートです。
左手のくすり指にいつも着けていたい結婚指輪や婚約指輪のサイズが合わなくなってしまったら…。今の指にぴったり合うよう、リングそのもののサイズを変えてもらいましょう。
できれば購入したジュエリーショップにお願いするのが一番です。場合によってはアフターサービスとして受けてもらえるかもしれません。
買ったお店でなくても、今はさまざまなジュエリーショップで修理やリフォームを請け負っていますので相談してみてください。サイズ直しだけでなく、新品同様にぴかぴかに磨き直してくれますよ。
一般的にサイズ直しの際は、リングをカットしてそこに貴金属を足したり減らしたりしていきます。そのつなぎ目をロウと呼ばれる貴金属で接着するのですが、ロウの素材によっては、その部分が変色し目立ってくることがあります。
なお、上下1-2番程度のサイズ直しであれば、リングを切ったり火を加えたりせずにサイズ直しができる場合もあるようです。専門店に相談してみましょう。
サイズ直しの方法によっては、内側の刻印が消える場合があります。特にブランド品のロゴなどは、新たに刻印することができないので注意しましょう。
婚約指輪や結婚指輪としても人気なフルエタニティリングは、基本的にサイズ直しが不可とされています。ダイヤモンドなど宝石がリングのまわりを一周しているので、加工するスペースがないためです。
あとからのサイズ直しを考慮するなら、石が半周ついているハーフエタニティリングを選ぶという手もあります。
エタニティリング以外でも、硬化加工を施した高品位プラチナや鍛造製法のリングなど、素材や工法によってはサイズ直しができません。
そのためサイズ違いの新しいリングと交換対応をするブランドもありますので、購入時に確認しておきましょう。
サイズ直しには、ショップやデザインによって異なりますが、複雑なデザインのものでなければ約3~6週間程度かかるケースが多いです。
費用については、ショップや商品に含まれるアフターサービスの内容、デザイン、サイズを大きくするのか小さくするのかによっても異なるので、一度見積を出してもらうと良いでしょう。
サイズ直しをする場合は、できれば購入したジュエリーショップにお願いするのが一番です。ただしエタニティリングやデザインが複雑な指輪に関しては、購入したショップであってもサイズ直しを断られるケースもあります。
プラチナの結婚指輪など大切なジュエリーであるほど、手を加えたくない思いから、サイズが合わなくなってもそのまま引き出しに眠らせてしまいがちです。
でもジュエリーは使い続けてこそ意味があるもの。思い切ってサイズ直しをして、もう一度毎日楽しんで着けてみてはいかがでしょうか。
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