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4月の新誕生石「モルガナイト」とは?石言葉の意味や特徴を紹介!

2024.3.7

春の訪れを告げる花のような、やわらかな色合いが美しい4月の誕生石モルガナイト。
欧米ではハイジュエリーの宝石や、婚約指輪の宝石としても愛されています。たくさんの宝石があるなかで、なぜモルガナイトが選ばれているのでしょうか?
特徴や石言葉、スピリチュアル的な意味や歴史から、モルガナイトの魅力を紐解いていきます。

  4月の新誕生石「モルガナイト」とは?石言葉の意味や特徴を紹介!

モルガナイトの特徴

モルガナイトはアクアマリンやエメラルドと同じベリル(緑柱石)という鉱物の仲間です。ベリルの中でもピンク色をベースに、パープルやオレンジがかった色のものをモルガナイトと呼びます。
モルガナイトのピンク色は鉱物に含まれるマンガンの含有量によって、ライラックピンク、ピーチピンク、オレンジピンクと色が変わります。
色の強いものは珍しく、絶妙な淡い色味が魅力です。青みがかったピンク色で彩度の高いものは、希少価値が高いと言われています。

 

多色性

モルガナイトの最大の特徴は多色性と呼ばれる、見る角度によって色が変わる性質です。光の入り方や見る角度が変わると、淡いピンク色のなかに青みがかったピンク色がのぞきます。多色性には個体差があるので、輝きや色合いを楽しみながら、好みのひとつを探すのがいいでしょう。

モルガナイトの名前の由来

モルガナイトの由来は銀行家で世界最大の投資家のひとり、ジョン・ピアポント・モルガン氏です。
ティファニーの宝石鑑定士で、有名な宝石学者のジョージ・フレデリック・クンツ博士が、博士の後援者でもある彼に敬意を表して名づけました。

モルガナイトの石言葉と意味

モルガナイトの石言葉は「愛情」「優美」「優しさ」です。「愛」に満ちたエネルギーで自らを愛することへの抵抗を解消し、今目の前にある愛に気付かせてくれます。
そうして心を開かせて過去の傷や悲しみを癒し、前向きに過ごせるようサポートしてくれると言われています。今の自分を好きになりたい、大切な人と愛し愛される関係を築きたいという人におすすめです。

モルガナイトは4月の誕生石

モルガナイトは、2021年12月の誕生石改訂で新しく追加された4月の誕生石です。
名前の由来となったモルガン氏が4月生まれだったこと、色合いが桜の花びらに似ていることから、4月の誕生石に認定されました。

 

誕生石が複数ある理由

誕生石が複数選定されているのは、多くの人に親しまれ、関心をもってもらいたいという想いから。
誕生石は旧約聖書に書かれた12の宝石からはじまり、その後は西洋占星術に取り入れられて今の形になりました。
風習としてさまざまな国に渡るなかで、その国の人々に愛されるように変化したり、増えたりしています。
日本でも今回の改訂で10種類の誕生石が追加されました。

では、4月のもうひとつの誕生石の特徴や石言葉も少しだけ紹介していきましょう。

 

4月の誕生石:ダイヤモンド

言わずと知れたダイヤモンドも4月の誕生石です。
地球上で最も硬く、類まれな輝きをもつ性質から「永遠の愛」や「永遠の絆」の象徴とされ、婚約指輪や結婚指輪の宝石に選ばれています。石言葉は「変わらぬ愛」。強い輝きが悪を払い、災いから身を守ってくれると考えられ、お守りとして親しまれてきた歴史もあります。
ダイヤモンドについて詳しく見る

モルガナイトの歴史

モルガナイトは1911年にマダガスカルで見つかった比較的新しい宝石です。
以前はピンクベリルと呼ばれ、1911年にクンツ博士によって命名されたことからモルガナイトと呼ばれるようになりました。
欧米を中心に人気が高まっており、海外高級ジュエリーブランドもこぞってモルガナイトを使ったジュエリーを製作しています。

 

欧米では婚約指輪の宝石としても人気があります。婚約指輪人気を作ったのは、2002年にベン・アフレックからジェニファー・ロペスに贈られた6.1カラットのピンクダイヤモンドの婚約指輪です。優しいピンク色に愛やロマンスを感じた人々が、同じくピンク色のモルガナイトに注目。ピンクダイヤモンドと比べると手が届きやすいことからも、モルガナイトの婚約指輪人気が高まったと考えられています。

モルガナイトの産地

モルガナイトの産地はブラジルのミナスジェライス、マダガスカル、ナイジェリア、ロシア、アメリカなど
現在大規模な産出地はありませんが、ブラジルとマダガスカルでは高品質なモルガナイトが産出されています。

モルガナイトとプラチナ

ピンクゴールドと合わせられることが多いモルガナイトですが、ピンク×ピンクの組み合わせは可愛すぎて抵抗があるという方にはプラチナのジュエリーがおすすめ。プラチナの深みのある白色と凛とした輝きが、可愛さのなかにも知性と気品を感じさせてくれます。
春のあたたかな空気感をイメージさせてくれる淡いピンク色のジュエリーは、入社式や入学式などのフォーマルな装いにも似合いそう。明るいピンク色が顔周りを華やかに演出します。

モルガナイトのお手入れ方法

モルガナイトのモース硬度は7.5~8。擦れに強く、水にも強いため比較的扱いやすい宝石です。
普段のお手入れは、外した時にやわらかい布で拭くだけで大丈夫。皮脂汚れによる曇りが気になる時には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れ、やわらかい歯ブラシなどで丁寧に汚れを落とします。
長時間紫外線に当たると褐色に変色する恐れがあります。日常で使用する分には問題はありませんが、直射日光の当たる場所での保管は避けましょう。

まとめ

愛のエネルギーで愛することの大切さを教えてくれるモルガナイト。可憐なピンク色は身に着けているだけで心を明るくして、幸福を運んできてくれそう。ぜひ日々を彩るジュエリーに加えてみてはいかがでしょうか?

監修

PLATINUM

Preciousplatinum.jp編集室

プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関であるプラチナ・ギルド・インターナショナルによる情報サイト。
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